妊婦は魚を食べちゃダメ!?赤ちゃんとDHAの関係性や魚食のリスク

0

DHAは妊娠中のお母さんには積極的に摂っていただきたい成分です。というのも、DHAは人間の脳にも含まれており、赤ちゃんの発育に関与すると考えられているからです。

妊娠中お魚を食べたグループと食べなかったグループでは、前者のほうが子供の知能指数が高かった、なんて研究結果もあるくらいなんですよ。

最初に一つだけ申し上げておきますと、妊娠中の女性が魚食でDHAを摂ることは、あまりお勧めできません。その理由も含めてお話ししたいと思います。

摂れば子供の頭がよくなる?DHAと胎児の関係性

脳の発達

DHAは胎児の脳の発達において重要な役割を担っています。お腹のなかの赤ちゃんは日々成長し、脳もどんどん大きくなっていくのですが、その脳の情報伝達物質シナプスの膜の35%が、このDHAによって構成されているのです。

これが不足すると脳の発達に何らかの影響が出る可能性があります。だからこそ妊娠中の女性は、積極的にDHAを摂るべきなのです。

たとえば2007年にLancet誌に発表された論文には、妊婦1万人以上を対象に調査を行ったところ、妊娠中母親が魚食をしていたグループ(A)と、していなかったグループ(B)では、Bのほうが8歳時点での言語性IQが低かったとあります。

この他にも子供の知能指数についての研究は数え切れない程あり、有意な差が認められたとするものもあれば、差は認められなかったとするものもあります。本当のところはまだわかりません。

しかし魚食を習慣としていた母親の子供の知能指数が高かったという調査結果は、現実として存在します。そしてそれに関与しているのがDHAなのではないかと推測されているのです。

DHAを摂れば子供の頭がよくなる、というのはあくまで可能性の話です。しかしその可能性がゼロではないのなら、積極的に摂ったほうがよいでしょう。

ただし、魚食によってDHAを摂取する場合、その魚の種類や、食べる量には十分注意しなければなりません。何故なら、魚には水銀汚染の心配があるからです。

水銀にご注意

妊娠中の女性は、マグロやクジラなど、海の食物連鎖の上位にある魚を頻繁に食べることは、なるだけ避けたほうがよい。これは今や常識となりつつあります。

厚生労働省「これからママになるあなたへ」

海を泳ぐ魚は、食事を行う際に、知らず知らずのうちに水銀をその体内へ取り込み、蓄積させていきます。

小さな魚であれば、汚染水域を泳いだのでもないかぎりは、高濃度汚染の心配はありません。しかし微量の水銀を含む小魚を、毎日たくさん食べる大魚=食物連鎖上位の魚(マグロなど)は、水銀をどんどん体に溜め込んでいってしまうのです。

水銀は水俣病の原因となった恐ろしい有害物質です。これは体内に取り込まれると、時間をかけ少しずつ排出されていくのですが、不要物を体外に出すことのできない胎児は、これを溜め込んでしまう一方なのです。

だからこそ、マグロなどを食べることによるDHAの摂取は、避けるか、食べる量に十注意して行う必要があります。

でも――それってちょっと面倒くさいとは思いませんか?今日は昼にあの魚を何グラム食べたから、夜はこれだけ……といちいち計算するのは大変ですよね。ですから私は、水銀汚染の心配のないサプリメントによるDHAの摂取をおすすめします。

特に海藻を原料とするものや、徹底した濾過を行っているDHAサプリは非常に安全性が高いので、妊婦さんにおすすめです。

まとめ

以上、赤ちゃんとDHAの関係性や、摂取の際の注意点についてお話しいたしました。

DHAは赤ちゃんの成長に欠かせない成分。水銀汚染の心配のないDHAサプリで積極的に摂取していきましょう。